
厚労省が行っている「歯科疾患実態調査報告」によると歯並びが悪く、良く咬めない子供が増えています。また「学校歯科検診」でも、虫歯以外に歯並びの大切さが深く認識されるようになってきています。
歯並びを直す矯正治療は、病気を治すのと同じように歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健康な体と心をつくるための歯科治療なのです。そして治療が完了すれば、健全な咀嚼器官と共に健康美あふれる笑顔を手に入れることができます。

八重歯や出っ歯、受け口などの悪い歯並びを総称して不正咬合といいます。この不正咬合は、
- 食べ物がうまく咬めない
- 虫歯や歯周病になりやすい
- 正しい顎や顔の成長発育が阻害される
- 発音がはっきりしない
- 非社交的な性格になりやすい
など、心身に大きな影響を与えます。逆に良い歯並び、良い咬み合わせを正常咬合といいます。矯正治療は不正咬合を正常咬合にする歯科治療です。 
成長期にある子供は、成長・発育を利用しながら治療を施せるため、条件がより有利ですが、歯を支えている組織が健康であれば何歳からでも矯正治療は可能です。 |
|
乱ぐい歯・八重歯(叢生”そうせい”歯並びが乱れてデコボコしている) |
|
受け口(反対咬合:上下の咬み合わせが逆になっている。) |
|
開咬(前歯がかみ合わない) |
|
|